カテゴリー: 暮らしの工夫

  • 話すのが苦手な人のための相談先の探し方|電話以外の方法もあります

    つらいことがあっても、「話せないから相談できない」と思って、一人で抱え込んでしまうことがあります。私もそうでした。この記事では、私が使ってきた相談先と、公的な相談先の探し方をまとめます。私は専門家ではありません。相談先の最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。

    話すのが苦手な人のための相談先の探し方|電話以外の方法もあります

    まず、相談先にはいくつか種類があります

    • 主治医・かかりつけの医療機関:体調や治療、薬のことはここ。精神科、心療内科、かかりつけ医など。
    • 訪問看護:自宅に看護師さんが来てくれるサービス。診察で伝えきれなかったことを話せることもあります。
    • 公的な相談窓口:国や自治体が運営している相談先。保健所、精神保健福祉センター、発達障害者支援センターなど。
    • 専門団体・情報サイト:その病気や特性についての情報や、相談先を紹介しているサイト。
    • 当事者会:同じ立場の人が集まる場。私も発達障害の当事者会に行くようになりました。
    • 身近な人:家族、パートナー、信頼できる友人など。

    私の使い分け

    私は、医学的なこと、治療についての相談は主治医にします。診察で話しきれなかったことは、訪問看護師さんに話します。それ以外の気持ちや日常の困りごとは、夫に聞いてもらっています。相談する相手によって話す内容を少し分けるようになってから、気持ちが少し楽になりました。詳しくは、助けてほしいのに、「助けて」と言えなくなった理由に書いています。

    電話以外の方法を探す

    直接話すことが難しい人にとっては、電話以外の相談方法があるかどうかが大切です。

    • 相談窓口のサイトで、「チャット」「メール」「SNS」などの相談方法があるか確認する
    • 厚生労働省の「まもろうよ こころ」のサイトでは、電話のほか、SNSなどの文字で相談できる窓口が探せます
    • 自治体の保健所や精神保健福祉センターでは、窓口の案内が載っています。まず問い合わせフォームやメールで聞いてみる方法もあります

    窓口によって、受付時間や相談方法、対象は異なります。必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。

    テーマ別・調べる先の例

    • 摂食障害:摂食障害情報ポータルサイト(国立精神・神経医療研究センター)
    • 発達障害(ASDなど):発達障害情報・支援センター、お住まいの地域の発達障害者支援センター
    • 選択性緘黙:かんもくネットなどの専門団体
    • こころの不調全般:厚生労働省「まもろうよ こころ」、お住まいの地域の保健所・精神保健福祉センター

    相談するときのコツ(私の場合)

    • 話す前に、書いておく(要点を3つくらい)
    • 「話すのが苦手なので、メモを見ながら話してもいいですか」と最初に伝える
    • 一度で全部話そうとしない
    • 合わないと感じたら、別の窓口や先生を探してもいい

    緊急のとき

    命の危険を感じるとき、今すぐ助けが必要なときは、ためらわずに110番や119番に連絡してください。身近な人に、そばにいてもらうことも大切です。

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    この記事を書いた人
    かおり。選択性緘黙とASDの当事者です。プロフィールはこちら

    この記事は私個人の体験をまとめたもので、医療上の助言ではありません。体調が心配なときは、医療機関や専門の相談窓口に相談してください。詳しくは免責事項をご覧ください。

  • 診察で話せない人のための診察メモの書き方|そのまま使えるテンプレート付き

    診察室で「どうですか?」と聞かれて、何をどこまで話せばいいのか分からなくなる。私は大人になってから、そんな経験をしてきました。この記事では、私が先生に提案してもらって続けてきた「紙に書いて持っていく方法」を、誰でも使えるテンプレートにまとめます。診断や治療の助言ではなく、あくまで私の経験からの工夫です。

    診察で話せない人のための診察メモの書き方|そのまま使えるテンプレート付き

    私が紙に書いて持っていくようになった理由

    先生から質問されても、何を話せばいいのか、どこまで話せばいいのか、何を大事なこととして伝えればいいのか分かりませんでした。そんな私に、先生が「あらかじめ紙に書いて持ってきてみたらどうですか」と提案してくれました。それから、自分の状態や気持ちを紙に書いて、診察のときに先生へ渡すようになりました。その方法は何年も続きました。口でうまく説明することは難しくても、紙に書くことなら少し伝えやすかったからです。

    私の体験は、病院で何を話せばいいのか分からなかったに詳しく書いています。

    診察メモのテンプレート

    次の項目を、そのままコピーして使ってください。全部を書く必要はありません。書けるところだけで大丈夫です。

    • 今いちばん困っていること(1〜2行)
    • 前回の診察から変わったこと(よくなったこと/悪くなったこと)
    • 眠れているか、食べられているか(「眠れている」「あまり食べられない」など短くてかまいません)
    • 薬について気になること(飲み忘れ、体調の変化など)
    • 先生に聞きたいこと(聞きたい順に番号をつける)
    • 今日、話せなかったときのために、伝えたいこと

    書き方の例(イメージです)

    次は、書き方のイメージを示すための例です。私の実際のメモではありません。

    今いちばん困っていること:夜になると不安が強くなって、眠れない日が増えました。
    前回から変わったこと:食欲は変わりません。
    聞きたいこと:①眠れないとき、薬を使ってもいいですか? ②この不安はいつまで続きますか?

    診察でのメモの使い方

    • 診察室に入ったら、最初に「話すのが苦手なので、メモを渡してもいいですか」と一言伝える(それも難しければ、黙って渡してもかまいません)
    • 先生が読んでいる間は、待っていて大丈夫です
    • 診察後に、先生に言われたことを、短くメモしておく
    • 次回に向けて、書ききれなかったことを足しておく

    「他に何かありますか?」に困ったとき

    診察の最後に、「他に何かありますか?」と聞かれることがあります。そんなときも、メモの「聞きたいこと」を見ながら答えられます。話したいことが何もなかったわけではなく、その場で選んで、順番をつけて、言葉にすることが難しいだけだったのだと、私は思っています。

    話しやすい先生・病院を探すことも大切

    私は病院を変えてから、以前より話しやすくなりました。話を急がせず、こちらの話を聞いてくれる先生だと、安心します。もし今の診察で話しづらさが続くなら、そのことを先生に相談したり、病院を変えたりすることも、選択肢のひとつだと思います。また、訪問看護など、診察以外に話せる場所があると、診察で伝えきれなかったことを話せることもあります。

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    この記事を書いた人
    かおり。選択性緘黙とASDの当事者です。プロフィールはこちら

    この記事は私個人の体験をまとめたもので、医療上の助言ではありません。体調が心配なときは、医療機関や専門の相談窓口に相談してください。詳しくは免責事項をご覧ください。

  • 話すのが苦手な私の連絡手段の使い分け|電話・LINE・ネット予約

    私は、その場で話すことが苦手です。電話は特に苦手で、顔が見えない相手に、聞いて、考えて、すぐ返すことが難しいと感じてきました。この記事では、そんな私が今、場面ごとに使っている連絡の手段を整理します。すべて私自身が続けている方法で、効果は人によって違うと思います。

    話すのが苦手な私の連絡手段の使い分け|電話・LINE・ネット予約

    場面別・私の使い分け

    予約をするとき

    美容院の予約は、電話ではなくネットからしています。自分のペースで内容を確認しながら予約できるので、私にはその方が楽です。昔は電話で予約することができず、母に頼んでいたこともありました。詳しくは、美容院でうまく希望を伝えるためにしていることに書いています。

    電話をかけなければならないとき

    どうしても電話が必要なときは、伝えたい要件を先にメモしてからかけます。何を話せばいいのかをあらかじめ書いておくと、電話中に分からなくなってしまうことが少し減ります。くわしくは、電話が苦手だったに書いています。

    友達や知り合いと連絡をとるとき

    連絡をとるときは、わざわざ電話をするより、LINEなど文字でやり取りすることがあります。文字なら、自分のペースで考えて返せます。約束をするときも、前日に文字で確認しておくと安心です。

    病院の診察のとき

    診察で話したいことは、あらかじめメモして、それを見ながら話します。以前は、自分の状態や気持ちを紙に書いて、診察のときに先生へ渡していました。詳しくは、診察で話せない人のための診察メモの書き方にまとめました。

    買い物のとき

    店員さんに声をかけられたときは、「大丈夫です。ありがとうございます」と短く返します。試着のときも、「試着してもいいですか?」と一言だけにしています。詳しくは、買い物は好き。でも店員さんに声をかけるのは緊張するに書いています。

    つらいことがあったとき

    つらいことがあったときは、まず自分しか見ない日記に書き出します。書いているうちに気持ちが少し整理されて、「これなら誰かに話してみようかな」と思えることがあります。そのうえで、医学的なことは主治医に、日常の困りごとは夫に聞いてもらっています。

    使い分けの考え方

    私が大事にしているのは、次の3つです。

    • 電話を使わなくてもできることは、電話を使わない
    • 話す前に、書いて整理する
    • 自分が使いやすい方法を選んでもいい、と考える

    昔は「電話できなければいけない」「話せなければいけない」と思っていました。でも今は、話すことだけが気持ちを伝える方法ではないと思えるようになって、少し楽になりました。

    周りの人にお願いしたいこと

    電話や対面が苦手な人に連絡をするときは、LINEやメールなど、文字でも連絡できる方法を用意してもらえるとありがたいです。「電話で話せない=連絡する気がない」ではない、と知ってもらえたら、うれしいです。

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  • 買い物は好き。でも店員さんに声をかけるのは緊張する

    私は買い物が好きです。でも、お店で店員さんに声をかけられたり、自分から話しかけたりすることには、今でも緊張します。この記事では、そんな私が買い物のときにしている工夫を書きます。同じように、買い物は好きだけれど接客が苦手という方の、ひとつの参考になればうれしいです。

    買い物の場面を描いた記事のイメージ画像

    目的を決めてから行くと安心する

    買い物に行くときは、だいたい何を買うか目的を決めてから行くようにしています。「今日はこれを買う」とある程度決めておくと、お店の中でも何を見ればいいのか迷いにくくなります。何を探すか分かっている方が、店内でも動きやすいからです。

    ウインドウショッピングも好き

    一方で、ウインドウショッピングも好きです。特に買う予定がなくても、服や雑貨を見ながら歩くのは楽しいです。その中で自分の好みに合うものを偶然見つけると、「来てよかった」と思います。

    店員さんに声をかけられるとドキッとする

    お店に入って店員さんから声をかけられると、ドキッとすることがあります。私はまず、自分のペースでゆっくり見たいです。必要なときはこちらから聞きたいと思っていても、先に声をかけられると少し緊張してしまいます。

    最近は、「大丈夫です。ありがとうございます」と短く返して、そのまま見続けることもできるようになってきました。長く話そうとせず、決まった一言を用意しておくと、返しやすくなります。

    試着するときは少し緊張する

    服を見ていて「これを着てみたい」と思うことがあります。でも、試着するときに店員さんへ声をかけるのは、今でも少し緊張します。「試着してもいいですか?」と短く声をかけるだけでも、自分から話しかけることには緊張します。それでも、気になる服があるときは、思い切って声をかけるようにしています。

    一緒に行ける人がいると安心する

    買い物は一人でもできますが、「一緒に行ける友達がいたらいいな」と思うこともあります。でも、そういう相手を見つけるのは簡単ではありません。今は、たまに夫と一緒に買い物に行っています。服を見ながら「これ、似合うかな?」と聞けると、自分だけでは迷うときに少し安心します。

    気に入っても、買わないこともある

    ウインドウショッピングをしていると、「これ、いいな」と思うものを見つけることがあります。でも、気に入ったからといって、いつも買うわけではありません。値段を見たり、「本当に必要かな」と考えたりして、迷った末に買わないこともあります。今は節約もしなければと思っているので、欲しいと思っても一度考えるようにしています。

    買わなかったときは少し残念に思うこともありますが、「今日は見るだけでも楽しかった」と思えることもあります。

    買い物が緊張する人への、私の小さな工夫

    これは私の場合ですが、続けている工夫をまとめます。

    • 行く前に、買うもの(または見たいもの)を決めておく
    • 声をかけられたときの一言を、あらかじめ決めておく(「大丈夫です。ありがとうございます」)
    • 試着のときも、短い一言だけにする(「試着してもいいですか?」)
    • 迷うときは、一緒に行ける人の意見を聞く
    • 買わない日があっても、「見るだけで楽しかった」と考える

    自分のペースで楽しめればいい

    私は今でも、店員さんに声をかけられたり、自分から話しかけたりすることに緊張します。でも、だからといって買い物が嫌いなわけではありません。緊張する場面があっても、自分のペースで楽しめればいい。今はそう思っています。

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  • 美容院でうまく希望を伝えるためにしていること|会話が苦手な私の工夫

    この記事は、私自身の体験を書いたものです。美容院での会話が苦手な方の、ひとつの参考になればと思って書きました。

    美容院での伝え方を書いた記事のイメージ画像

    美容院でのやり取りが、あまり得意ではありません

    私は、美容院でのやり取りがあまり得意ではありません。

    昔は、美容院の予約を電話ですることも難しく、母に頼んでいたこともありました。今は、予約はネットからするようにしています。自分のペースで内容を確認しながら予約できるので、その方が私には楽です。電話が苦手な理由については、電話が苦手だったに書いています。

    行く前に、伝えたいことを整理しておく

    美容院に行く前には、何を伝えるかを、頭の中である程度整理しておきます。たとえば今なら、次のような感じです。

    • 色は明るめで
    • 前髪は伸びた分くらい切ってほしい
    • 今は髪を伸ばしているので、長さは整えるくらいで

    その場で急に考えるより、先に決めておいた方が話しやすいです。

    髪型は、写真を見せると伝えやすい

    今はネットにも、いろいろな髪型の写真があります。自分の中にイメージがあっても、それを言葉だけで説明するのは難しいことがあります。

    そんなときは、写真を見せて「こんなふうにしたいです」と伝える方が、分かりやすいと思います。言葉だけで全部説明しなくても、写真を使えば希望を伝えやすくなります。

    髪の色は、見本を見ながら決める

    髪の色も、言葉だけで説明するのは難しいです。「明るめ」と言っても、どのくらいの明るさなのかを、うまく表せないことがあります。

    なので、髪の色は見本を見ながら決めています。目で見ながら選べる方が、自分の希望を伝えやすいです。

    分からないときは、逆に聞いてみる

    美容院では、「髪の量はどうしますか?」と聞かれることがあります。以前なら、どう答えればいいのか分からず、困っていたと思います。

    でも今は、「少なくした方がいいですか?」と、逆に聞くこともできるようになりました。自分だけで全部決めなくても、分からないことは相手に聞いて、一緒に決めてもいい。そう思えるようになってから、美容院でのやり取りも、少し楽になりました。

    会話は、できるだけ少なくしている

    美容院では、会話のやり取りも最小限にしています。

    予約するときに、「楽しく過ごしたい」「静かに過ごしたい」というようなアンケートがあり、私は「静かに過ごしたい」を選んでいます。こういう選択肢があると、自分から説明しなくても希望を伝えられるので、助かります。

    答えやすい質問なら、答えられる

    シャンプーをしてもらうときに聞かれる質問は、比較的答えやすいです。短く答えられる質問なら、その場でも返しやすいからです。

    私の場合は、何でも話せないというより、質問の内容や答え方によって、話しやすさが違います。

    美容院に行く前のチェックリスト

    私のやり方をまとめると、次のとおりです。

    • 予約はネットでする(電話が苦手な場合)
    • 予約のときに、会話の希望(静かに過ごしたいなど)を選べるか確認する
    • 行く前に、色・長さ・前髪など、伝えたいことを3つくらい決めておく
    • 髪型の写真を、スマートフォンに用意しておく
    • 色は、見本を見ながら決める
    • 分からないことは、「どうしたらいいですか?」と聞いてみる

    自分が伝えやすい方法を使えばいい

    今は、ネット予約を使ったり、事前に希望を整理したり、写真や見本を使ったりしています。分からないことがあれば、逆に質問することもできるようになりました。

    無理に会話を増やさなくても、自分が伝えやすい方法を使えばいい。そう思えるようになってから、美容院に行くことも、以前より少し楽になりました。

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    この記事を書いた人
    かおり。選択性緘黙とASDの当事者です。プロフィールはこちら

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  • 今の子はいいなと思う|相談できる場所が増えた時代

    今の子はいいな、と思うことがあります。私が子どもの頃は、悩みがあっても、どこに相談すればいいのか分かりませんでした。誰かに相談したいと思っても、その方法が分からない。そもそも、人に自分の気持ちを話すこと自体が難しかったです。

    相談できる場所について書いた記事のイメージ画像

    今はいろいろな相談先がある

    今は、昔よりも相談できる場所が見つけやすくなったと感じます。ショッピングモールのトイレの個室にも、「悩みがあればここへ」という相談先の案内が貼ってあることがあります。相談したいと思えば、親を通さなくても、ネットで相談できる場所もあります。そういうものを見ると、「昔の私にも、こういう情報があったらよかったのにな」と思います。

    高校にはカウンセラー室があったけれど

    高校の頃には、「カウンセラー室」と呼ばれる場所がありました。でも、そこに専門のカウンセラーがいるわけではありませんでした。今思えば、保健室の先生に相談するという方法もあったのかもしれません。

    でも当時の私は、話したくても言葉が出ませんでした。どう説明すればいいのかも分かりませんでした。だから、相談できる場所のようなものがあっても、私にとっては実際に相談することが難しかったのだと思います。

    今は話を聞いてくれる人がいる

    今は、主治医や訪問看護師さん、夫に話を聞いてもらっています。昔の私は、悩みがあっても一人で抱え込むことが多かったです。でも今は、話を聞いてもらえる相手がいます。

    なかでも夫には、とても感謝しています。生活の中で私が苦手なことや、うまくできないことがあると、その部分をカバーしてくれます。昔は「自分で何とかしなければいけない」と思うことが多かったけれど、今は少しずつ、「一人で全部やらなくてもいい」と思えるようになりました。

    発達障害の当事者会にも行くようになった

    最近は、発達障害の当事者会にも行くようになりました。昔の私だったら、自分からそういう場所に行くことは難しかったと思います。でも今は、少しずつ人とのつながりを持てるようになってきました。相談できる人や場所も、少しずつ増えています。

    話すことが難しい人には、別の方法もある

    私のように、人に直接話すことが難しい人もいると思います。相談したい気持ちはあっても、いざ人を前にすると言葉が出ないことがあります。

    でも今は、直接話すことだけが相談する方法ではありません。ネットを使った相談など、文字で気持ちを伝えられる方法もあります。私が子どもの頃にも、こういう方法があると知っていたら、少し違っていたかもしれません。「話せないから相談できない」と、一人で抱え込まなくてもいい方法が増えていることは、いいことだと思います。

    相談先の探し方は、話すのが苦手な人のための相談先の探し方にまとめました。

    少しずつ変わってきている

    昔は、悩みがあっても一人で抱え込むしかないと思っていました。でも今は、主治医がいる。訪問看護師さんがいる。夫がいる。当事者会という場所もある。昔と比べると、私の周りには頼れる人や場所が増えました。

    一人で全部抱えなくてもいい。苦手なことは助けてもらってもいい。

    そう思えるようになってきたことは、私にとって大きな変化です。私は今も、少しずつ変わってきています。

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  • 電話が苦手だった|聞くことも、かけることも難しかった私

    この記事は、私自身の体験を書いたものです。電話が苦手な方の、ひとつの参考になればと思って書きました。

    電話が苦手だった記事のイメージ画像

    電話が苦手な理由

    私は昔から、電話がとても苦手でした。顔が見えない相手と、その場で言葉を返さなければならないことが、とても難しかったです。

    • 何を言えばいいのか分からなくなる
    • 聞き取れなかったらどうしようと思う
    • 次に何を返せばいいのか分からない

    電話には、そういう不安がいつもありました。

    中学生の頃、連絡網の電話がしんどかった

    中学生の頃、クラスの連絡網で電話がかかってくることがありました。電話に出て、内容を聞き取り、そのあと次の相手に電話をしなければなりません。私には、それがとても大きな負担でした。

    まず、かかってきた電話の内容を、ちゃんと聞き取らなければならない。そして、その内容を間違えずに、次の人へ伝えなければならない。受けるだけでも緊張するのに、そのあと自分から電話をかけなければならない。連絡網の電話は、私にとってとてもつらいものでした。

    台本を全部覚えたのに、本番では声が出なかった

    専門学校では、電話対応の練習がありました。私は不安だったので、家で台本を全部覚えました。これだけ覚えておけば大丈夫。そう思っていました。

    でも、本番になって電話を持った瞬間、覚えていたことが頭から消えてしまいました。何を言えばいいのか分からなくなり、声を出すこともできませんでした。家では覚えていたのに。練習もしていたのに。本番になるとできない。そのことが、とてもつらかったです。

    美容院の予約も、自分ではできなかった

    美容院に行くときも、電話で予約することができませんでした。「予約をお願いします」と言うことが、難しかったからです。そのため、母に頼んで予約してもらっていました。周りの人にとっては簡単な電話でも、私にはとても高いハードルでした。

    話す内容が分かっていても、電話ではできなかった

    今振り返ると、私は電話で何を話すのか、全く分かっていなかったわけではありません。台本を覚えていたこともありました。美容院の予約でも、何を伝えればいいのかは分かっていました。

    それでも、電話になるとできませんでした。電話を持った瞬間に緊張して、頭が真っ白になる。言葉が出てこなくなる。

    私にとって電話は、ただ「話せばいい」ものではありませんでした。聞くこと、考えること、すぐに返すことを同時にしなければならないことが、とても難しかったのだと思います。

    電話を少し楽にするために、私がしていること

    今でも電話は苦手ですが、以前より少しでも楽にできるように工夫しています。

    • 伝えたい要件を、先にメモしてから電話する:何を話せばいいのかをあらかじめ書いておくと、電話中に分からなくなってしまうことが少し減ります。
    • 電話を使わなくてもできることは、電話を使わない:たとえば、美容院の予約は、今ではネットからしています。
    • 連絡は、LINEなどの文字ですることもある:文字なら、自分のペースで考えて返せます。

    昔は「電話できなければいけない」と思っていました。でも今は、自分が使いやすい方法を選んでもいいと思えるようになりました。

    電話が苦手でも、できる手段を選んでいい

    電話が苦手なことにも、自分なりの理由があったのだと、今は思っています。できない自分を見て、「どうしてこんなこともできないんだろう」と思ったこともありました。でも、電話がうまくできないことと、その人の価値は関係ありません。

    電話以外の手段が用意されている場面は、少しずつ増えています。使える手段を使いながら、無理のない形で、人とのやり取りを続けていけたらと思っています。

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  • 病院で何を話せばいいのか分からなかった|診察で困っていたこと

    この記事は、私自身の体験を書いたものです。診断や治療についての助言ではありません。診察で話せないことに困っている方の、ひとつの参考になればと思って書きました。

    病院の診察で困っていたことを書いた記事のイメージ画像

    「どうですか?」に、どう答えればいいのか分からなかった

    大人になってから、病院の診察で困ることがありました。

    先生からたくさん質問されるわけではありません。診察室に入ると、「どうですか?」と聞かれます。私は、その一言にどう答えればいいのか分かりませんでした。

    • 何を話せばいいのか
    • どこまで話せばいいのか
    • 何を大事なこととして伝えればいいのか

    それが、私には分かりませんでした。

    紙に書いて持っていく方法を提案してもらった

    そんな私に、先生が「あらかじめ紙に書いて持ってきてみたらどうですか」という方法を提案してくれました。

    それから私は、自分の状態や気持ちを紙に書いて、診察のときに先生へ渡すようになりました。その方法が、何年も続きました。口でうまく説明することは難しくても、紙に書くことなら、少し伝えやすかったからです。

    紙に書いていた内容は、毎回それほど大きく変わりませんでした。今振り返ると、私はずっと、焦りや不安を抱えていたのだと思います。何をどうしたらいいのか分からない。このままでいいのかも分からない。そんな気持ちが、いつもどこかにありました。でも、それを診察室でうまく説明することはできませんでした。

    診察メモの書き方の例

    私のやり方をもとに、診察のメモに書く内容の例をまとめます。全部を書く必要はありません。

    • 今いちばん困っていること(1〜2行でかまいません)
    • 前回の診察から変わったこと(よくなったこと、悪くなったこと)
    • 先生に聞きたいこと(薬のこと、生活のことなど)
    • 今日話せなかったときのために、伝えたいことの順番

    話すのが難しいときは、メモをそのまま先生に渡してもよいと思います。私は、診察のはじめに紙を渡して、先生に読んでもらっていました。

    「他に何かありますか?」にも困っていた

    診察の最後に、「他に何かありますか?」と聞かれることがありました。その質問にも、困っていました。

    何かはある。でも、「何を言えばいいの?」と思っていました。話したいことが何もなかったわけではありません。困っていることも、不安なこともありました。ただ、それをその場で選んで、順番をつけて、言葉にして伝えることが難しかったのです。

    事前にメモを作っておくと、この質問にも、メモを見ながら答えられます。

    沈黙しても、待っていてくれた先生

    診察では、沈黙が続くこともありました。それでも先生は、急かさずに待っていてくれました。私が話せるまで、待ってくれていました。

    うまく話せない私にとって、待ってもらえることは、それだけで安心につながっていました。

    私に合った伝え方を考えてくれた

    今思うと、紙に書いて持っていく方法を提案してくれたことには、とても感謝しています。「話せないなら仕方がない」で終わるのではなく、私が伝えやすい方法を考えてくれました。

    話せないから、何も考えていないわけではありませんでした。伝えたいことがないわけでもありませんでした。どうやって伝えればいいのか分からなかっただけです。

    病院を変えて、話しやすくなった

    病院を変えてからは、以前より話しやすくなりました。話を急がせず、こちらの話を聞いてくれる先生だと、安心します。「ちゃんと聞いてもらえる」と思えるだけで、話しやすさがかなり違います。

    今は、診察で話したいことをあらかじめメモして、それを見ながら話しています。先生から質問されたことには、答えることができます。

    訪問看護で話すことも、助けになっている

    私は訪問看護も利用しています。病院の診察は時間が限られているので、伝えたかったことを全部話せないことがあります。そんなときは、訪問看護師さんに、病院で伝えきれなかったことを話します。ちょっとした雑談のようなことを話すこともあります。

    話を聞いてもらうことで、少しずつ心が軽くなるように感じます。私にとっては、病院だけではなく、訪問看護を利用することも、安心して話せる場所を増やすひとつの方法になっています。

    診察で話せない人へ

    診察でうまく話せないことは、あなたのせいではありません。事前にメモを作る、紙で伝える、待ってもらえる先生を探すなど、伝え方を工夫してよいと思います。「話すのが苦手なので、紙を渡してもいいですか」と最初に伝えてみるのも、ひとつの方法です。

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