今の子はいいな、と思うことがあります。私が子どもの頃は、悩みがあっても、どこに相談すればいいのか分かりませんでした。誰かに相談したいと思っても、その方法が分からない。そもそも、人に自分の気持ちを話すこと自体が難しかったです。

今はいろいろな相談先がある
今は、昔よりも相談できる場所が見つけやすくなったと感じます。ショッピングモールのトイレの個室にも、「悩みがあればここへ」という相談先の案内が貼ってあることがあります。相談したいと思えば、親を通さなくても、ネットで相談できる場所もあります。そういうものを見ると、「昔の私にも、こういう情報があったらよかったのにな」と思います。
高校にはカウンセラー室があったけれど
高校の頃には、「カウンセラー室」と呼ばれる場所がありました。でも、そこに専門のカウンセラーがいるわけではありませんでした。今思えば、保健室の先生に相談するという方法もあったのかもしれません。
でも当時の私は、話したくても言葉が出ませんでした。どう説明すればいいのかも分かりませんでした。だから、相談できる場所のようなものがあっても、私にとっては実際に相談することが難しかったのだと思います。
今は話を聞いてくれる人がいる
今は、主治医や訪問看護師さん、夫に話を聞いてもらっています。昔の私は、悩みがあっても一人で抱え込むことが多かったです。でも今は、話を聞いてもらえる相手がいます。
なかでも夫には、とても感謝しています。生活の中で私が苦手なことや、うまくできないことがあると、その部分をカバーしてくれます。昔は「自分で何とかしなければいけない」と思うことが多かったけれど、今は少しずつ、「一人で全部やらなくてもいい」と思えるようになりました。
発達障害の当事者会にも行くようになった
最近は、発達障害の当事者会にも行くようになりました。昔の私だったら、自分からそういう場所に行くことは難しかったと思います。でも今は、少しずつ人とのつながりを持てるようになってきました。相談できる人や場所も、少しずつ増えています。
話すことが難しい人には、別の方法もある
私のように、人に直接話すことが難しい人もいると思います。相談したい気持ちはあっても、いざ人を前にすると言葉が出ないことがあります。
でも今は、直接話すことだけが相談する方法ではありません。ネットを使った相談など、文字で気持ちを伝えられる方法もあります。私が子どもの頃にも、こういう方法があると知っていたら、少し違っていたかもしれません。「話せないから相談できない」と、一人で抱え込まなくてもいい方法が増えていることは、いいことだと思います。
相談先の探し方は、話すのが苦手な人のための相談先の探し方にまとめました。
少しずつ変わってきている
昔は、悩みがあっても一人で抱え込むしかないと思っていました。でも今は、主治医がいる。訪問看護師さんがいる。夫がいる。当事者会という場所もある。昔と比べると、私の周りには頼れる人や場所が増えました。
一人で全部抱えなくてもいい。苦手なことは助けてもらってもいい。
そう思えるようになってきたことは、私にとって大きな変化です。私は今も、少しずつ変わってきています。
あわせて読みたい
この記事を書いた人
かおり。選択性緘黙とASDの当事者です。プロフィールはこちら
この記事は私個人の体験をまとめたもので、医療上の助言ではありません。体調が心配なときは、医療機関や専門の相談窓口に相談してください。詳しくは免責事項をご覧ください。