体育の球技が苦手でした。ただ、うまくできないというだけではありませんでした。どう動けばいいのか分からなくなって、身体が止まってしまうことがありました。

バレーボールでは、サーブが相手のコートまで届かなかった
バレーボールでは、サーブを打っても相手のコートまで届きませんでした。何度やっても届かない。周りの子は普通に打てているのに、自分だけできないように感じて、とても情けなかったです。
試合でも、ボールが自分の方に来ると、どうしたらいいのか分からなくなりました。頭では「動かないと」と思っているのに、身体が動きませんでした。
バスケットボールでも、ゴールまで届かなかった
バスケットボールでは、フリースローの練習が苦手でした。ボールを投げても、ゴールまで届きませんでした。入らないというより、そもそも届かない。そのことが、とても悔しかったです。
試合になると、さらに難しくなりました。どこに動けばいいのか。誰についていけばいいのか。いつ走ればいいのか。何をすればいいのか分からず、動けなくなっていました。
周りは自然に動いているように見えた
周りの子は、ボールの動きを見ながら自然に走ったり、場所を変えたりしているように見えました。でも私は、その流れについていくことができませんでした。次に何をすればいいのか分からない。考えている間に、もう場面が変わってしまう。そんなことが何度もありました。
参観日が体育だったとき
参観日が体育の授業だったこともありました。そのときも、私はうまく動くことができませんでした。そして家に帰ると、母に怒られました。私は自分でも、どうして身体が動かないのか分かりませんでした。でも、できなかったことを家に帰ってからまた怒られるのは、とてもつらかったです。
動きたくなかったわけではない
私は、体育をさぼりたかったわけではありません。できるなら、ちゃんと動きたかったです。できるなら、みんなと同じように動きたかったです。でも、どう動けばいいのか分からない。ボールが来ても身体が動かない。そのことが、自分でもとても情けなく感じていました。
今振り返ると、球技そのものが苦手だっただけではなく、その場で状況を見て、すぐに判断して動くことが難しかったのだと思います。これは私が自分の経験から感じていることで、原因を断定するものではありません。
同じような経験をした方へ
体育でうまく動けなかったことは、努力が足りなかったからとは限りません。「どうしてできないの」と責められてつらかった人がいたら、あなただけではないと伝えたいです。
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この記事を書いた人
かおり。選択性緘黙とASDの当事者です。プロフィールはこちら
この記事は私個人の体験をまとめたもので、医療上の助言ではありません。体調が心配なときは、医療機関や専門の相談窓口に相談してください。詳しくは免責事項をご覧ください。